ANAホールディングスは10月27日、2021年3月期の第2四半期(20年4月1日〜9月30日)決算を発表した。
売上高は2918億円(前年同期比72.4%減)、営業損失が2809億円、経常損失は2686億円、親会社株主に帰属する四半期純損失が1884億円となった。
第2四半期では、新型コロナウイルス感染症の影響による減収により、第1四半期に引き続き大幅な損失を計上した。
主力の航空事業では、国際線旅客で、入国・渡航規制の一部緩和が進んだものの、人の移動制限は継続しており、売上高は前年同期を大幅に下回った。
国際線貨物については、輸送重量が22万7000トン(前年同期比47.4%減)、有償貨物トンキロは10億4700万トンキロ(同49.7%減)、収入は508億円(同0.6%減)となった。
新型コロナの影響により世界的な旅客便の運休・減便が発生し、貨物スペースの供給量が低位に推移する中、マスク等の緊急物資の輸送需要が増加したことに加え、8月以降は完成車・自動車部品や半導体・電子機器等の需要が徐々に回復し、需給のひっ迫が継続した。
同社では、貨物専用機による臨時便・チャーター便の設定や、旅客機を使用した貨物臨時便の運航を積極的に推進し需要の取り込みを図ったが、大規模な旅客便の運休・減便の影響で輸送重量は前年同期を大幅に下回った。しかし、スペースひっ迫による運賃の高騰で、収入は前年並みの水準を確保している。
なお、2021年3月期の通期予想は、売上高が7400億円、営業損失が5050億円、親会社株主に帰属する当期純損失は5100億円と見込む。