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LCAG:関空機材の大型化/対日Sv.強化で会見
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LCAG:関空機材の大型化/対日Sv.強化で会見

 Lufthansa Cargo(LCAG)は10月27日、関西空港内の関西エアポートビルで記者会見し、同社の関空路線への投入機材の大型化と対日サービスの全般的な強化について発表した。

 会見に臨んだのは、LCAGのHasso Schmidt日本支社長と塩谷和宏・西日本統括部長のほか、同社と日欧間でJV(共同運航・販売)を行うANA Cargo日本統括室大阪販売部の小童谷康之部長、関西エアポート航空営業部の新宮早人・貨物事業グループリーダーの4氏。

 会見ではまずLCAGのSchmidt日本支社長が、「航空業界は新型コロナウイルス禍によって大きな打撃を受けているが、LCAGは今回、日本の航空貨物業界に良いニュースをお届けしたい。われわれは現在、関西空港に週2便のMD-11F(積載量約80トン)による定期サービスを実施しているが、この就航機材を本日からB777F(同100トン強)に代替することで、関西への供給キャパを増大した」と発表した。

 さらに、「(航続距離が長い)B777Fにしたことで、関空〜Frankfurt間の直行サービスが実現した。旅客機が飛んでいないことで航空貨物の輸送スペースは大きく減少しているときだが、この大型化と直行化によって、関西へのキャパ供給は25%増加した。加えて、繁忙期(11月12日〜12月10日)には、1便をプラスして計3便を関空〜Frankfurt間に提供する予定だ」としている。

 また、関空のみならず成田空港からの貨物定期便の強化についても触れ、「LCAGは成田発で週7便のフレイター定期便を提供しているが、これにプラスしてJVパートナーのANA Cargoが、10月28日から週2便のB777Fによる成田〜Frankfurt間定期便を開始する」と述べ、LCAG/ANAのJVとして今冬は最大週12便のフレイター・サービスを対日路線に提供することを明らかにした。

 Schmidt日本支社長の後を受けて、塩谷西日本統括部長がLCAGの対日サービスの現状やB777Fの優位性などについて説明したほか、「LCAG/ANA Cargoの日欧間ロードファクターは90%以上、日欧間におけるシェアも30%以上にのぼる」などと、その強力な日欧間サービス体制を紹介した。

 同席したANA Cargo大阪販売部の小童谷部長は、「コロナ禍から立ち直ろうとする日本経済にあって、航空貨物の輸送スペースが不足していることが問題となる中、LCAGが関西への供給スペースを増やし、ピークシーズンには便数も増やすことは大きい。JVは荷主がLCAG/ANAのどちらに接触しても、両社すべての便の利用が可能というビジネスモデルなので、このサービス強化にわれわれも大いに貢献していきたい」と、意欲を述べた。

 また、関西エアポートの新宮 貨物事業グループリーダーも、「LCAGがこのコロナの時期に関空への供給を増やしたことを嬉しく思う。関西・西日本からは医薬品や半導体、電子部品、生鮮品などさまざまな貨物が動いているが、そうした荷主のみなさまの利便性向上のために、LCAGとともに働いていくつもりだ」と語った。

 LCAGの関空へのB777F第1便は、会見当日の10月27日深夜、同空港に到着、貨物を満載して28日早朝、Frankfurtに向けて出発している。

 LCAGが関西空港へ新規就航させた大型フレイターB777Fの前で初便セレモニーが催され、機長ほか乗員とLCAG、関空の関係者が記念写真の撮影に応じた。

Last Updated : 2020/10/28