NTTデータ/三菱商事/豊田通商/東京海上日動火災保険/三菱UFJ銀行/兼松/損害保険ジャパンの7社は10月27日、貿易情報連携プラットフォーム“TradeWaltz”を運営する(株)トレードワルツ(本社:東京都)への共同出資に合意したと発表した。
NTTデータをはじめ商社/銀行/保険分野の7社が共同して、貿易実務を従来の紙書類を多用する手続きから、ブロックチェーン(分散型台帳)技術を活用した“TradeWaltz”による、電子化手続きの実現を図る。
“TradeWaltz”が実用化すれば、貿易に関わるすべての業務を一元的に電子データで管理することができるようになり、貿易業務の作業量を最大50%程度、削減できる見込みとしている。
“TradeWaltz”の運営/開発/管理は2020年4月に設立したトレードワルツが担う。今回、同社への共同出資に合意した7社は、連携してこの貿易情報連携プラットフォームの実用化、商業化に取り組んでいく。
まずは、貿易業務の各種プロセスの中に、“TradeWaltz”を順次導入し、必要な機能の追加やシステムの強化を行う。将来的には、貿易文書の電子化を検討している国内外の政府機関やサービスプロバイダーと連携し、それらの貿易業務のデジタル化支援も行いたいとしている。