成田国際空港(株)は11月11日、IATAの医薬品輸送品質認証CEIV Pharmaの取得を目指している成田空港のコミュニティメンバーのうち、国際空港上屋(IACT)が同日付けで認証を取得したと発表した。
同メンバー全9社のうち、全日本空輸(ANA)は独自に取得済み(2017年10月)で、残る8社ではIACTが最初の取得となった。
本来、認証検査員が来日して実地検査を行うが、新型コロナの影響で、IACTの認証検査はリモートオーディット(Web会議システムを活用した検査)が行われた。残るコミュニティメンバーも2021年初に、リモートオーディットを予定している。
成田空港は、港湾を含む日本の医薬品貿易額の過半を占めており、同空港の物流に関係するコミュニティメンバーが、CEIV Pharma認証を取得することで、医薬品の航空物流拠点化が促進されるとしている。