Vietjet(VJC)は11月13日、UPSとアジア発・米国向けの航空貨物輸送で、相互にネットワークを活用することに合意したと発表した。
VJCはUPSのグローバルネットワーク利用が可能になり、UPSはVJCのベトナムやタイをはじめアジア全域のネットワークを活用することができるようになる。
両社は合意に基づいて、9月下旬からHanoi発・米国向け貨物便(仁川経由)を開設し、以後、週1便で運航している。
VJCがベトナムやタイなどアジア各地から、衣料品/水産物/医療品などを含む一般貨物を自社のHanoiハブへ集積し、UPSの貨物便で米国向けに輸送するサービス。
VJCは旅客輸送主体の格安航空会社(LCC)だが、新型コロナの影響で貨物輸送ビジネスを拡大しており、ベトナムで初めて客室内貨物業務(CIPC)の導入を承認された。ベトナムと日本/韓国/中国/香港/タイ/マレーシア/インドネシアの間で、国際貨物便を運航している。
一方、UPSは9月中旬からHochiminh(週4便)とHanoi(週1便)へ、それぞれ自社フレイターを就航させるなど、ベトナム市場の成長に対応したサービス増強を進めている。