日本籍LCCのエアアジア・ジャパン(AirAsia Japan)は11月17日、東京地裁へ自己破産を申請し、同日、保税管理命令を受けたと発表した。
負債は約217億円で、コロナ禍での国内の航空会社の経営破綻は初となる。同社は2014年7月に設立され、中部空港を起点として国内線および国際線を運航してきたが、新型コロナウイルスの感染拡大で、20年4月に全便を運休、8月に一部の路線を再開したものの、その後再び全便を運休していた。10月5日には、事業継続は困難との判断から国土交通省に対して12月5日をもって全路線を廃止する旨の届け出を行っていた。