ANAホールディングス(ANA HD)/アインホールディングス/セブン-イレブン・ジャパン/福岡市は11月24日、自律制御システム研究所/NTTドコモとともに、“セブン‐イレブンネットコンビニ”で注文された商品およびアイン薬局の処方箋医薬品を、福岡市ヨットハーバーから、福岡市西区能古島の島内3地点にドローン(写真)で即時配送する実証を行うと発表した。
実証実験は12月2〜5日の期間で行われる。能古島には、3ヵ所のドローンポートを設置し、島民が指定したポートで荷物を受け取れるようにする。
能古島は博多湾の中央に位置する離島で、人口は720人(200世帯)。島内には生活用品を扱う商店がなく、日常の買い物は島外の小売店や日用品宅配に頼る生活を送っている。
また、島には福岡市立能古診療所があるが、同診療所で対応できない専門医療や調剤については、島外の医療施設を利用している。
そのため、ドローンを用いた即時配送によって、生活利便性の向上に寄与するのが狙い。
なお、今回の実証は、国土交通省・環境省連携事業「社会変革と物流脱炭素化を同時実現する先進技術導入促進事業(過疎地域等における無人航空機を活用した物流実用化事業)」に採択され、実施される。
