UPSグループのUPS Healthcareは11月24日、Stirling Ultracoldと共同で新型コロナのワクチン輸送および保管に対応するポータブル超低温冷凍ユニットを、顧客に提供するための作業を開始すると発表した。
Stirling Ultracold製のコンパクトな超低温冷凍庫であるULT25(写真)およびSU105により、製薬会社から医療施設まで-20°C〜-80°Cの超低温コールドチェーンを提供する。
UPS Healthcareでは、これらの小型超低温冷凍ユニットは小規模な医療施設でのワクチンの長期保存を可能にするとしている。
また、同社では超低温冷凍用に米国のLouisvilleとDallasおよびカナダOntarioの施設で、ドライアイスの生産能力を強化し、北米における1時間当たりの生産力を1200ポンド(約544.3kg)に引き上げた。
米加の医療施設がドライアイスを発注した場合、UPSにより翌日には配達が可能で、ドライアイス不足の懸念も解消されるとしている。
