ANAホールディングス(ANA HD)は11月27日、公募増資で最大約3321億円を調達すると発表した。
公募増資は同日開催の取締役会で決定したもの。公募増資により、国内と海外で計約1億2631万株を新たに発行するほか、需要に応じて追加で売り出すオーバーアロットメントにより1369万株を売り出す。ANA HDはこれにより、最大1億4000万株を新規発行する。
調達資金のうち2000億円を、2012年8月とことし3月に発注したB787-9とB787-10の2機種、計24機の購入や、既存機の客室改修などの設備投資資金に充て、残りを財務基盤の強化として、長期債務の返済資金に充当するとしている。
新型コロナの影響により、ANA HDの2021年3月期の連結最終損益は最大5100億円の赤字となる見通し。同社は、新型コロナウイルスによる業績低迷の長期化をにらみ、増資によって財務基盤を強化し、資金余力を確保する狙い。