United Airlines(UAL)は、2050年までに温室効果ガスの排出量を100%減らすと12月11日発表した。
UALは2018年の時点で、2050年までに温室効果ガスの排出量を50%削減すること宣言していたが、CO2排出権を購入する「カーボンオフセット」利用ではなく、新技術や持続可能な航空燃料(SAF)への投資を強化、拡大することで実現を目指す。
UALはOccidental社の子会社であるOxy Low Carbon Ventures社と Rusheen Capital Managementとのパートナーシップのもと、1PointFive社に数百万ドルの投資を行う計画としている。
1PointFive社は、DAC(直接空気回収)技術を用いて、空気中の二酸化炭素(CO2)を物質的に取り除き、地球規模での気温上昇を抑えることを社のミッションとしている。
DAC技術は航空機の排出ガスを物質的に集めることができることを証明した技術で、年間に数百万メトリックトンのCO2を捕集できるほか、数十億メトリックトンの二酸化炭素を捕集できる可能性があるという。
この技術で捕集されたCO2はOccidental社により、地中深くに保存される。
1PointFiveはUALのコミットメントを受け、米国の事業化プラントを建設する。このプラントでは、4000万本の木の捕集量と同等となる100万トンのCO2を捕集できる一方、3000分の1の規模の土地で済むという特長があるという。
UALはこのほかにも、全世界の航空会社の中で、将来に購入することが公表されているSAFの50%以上を購入するなど、環境対策への取組みを継続している。