国際民間航空機関(ICAO)は1月15日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、2020年の国際線および国内線を合わせた世界の旅客数が、前年比60%減の18億人と劇的に減少し、2003年並みの水準に下落したと発表した。
ICAOによれば、昨20年は世界の航空会社が提供座席数を50%削減したため、19年の45億人から約27億人減少した。
また、航空会社の減収は計3700億ドル(約38兆4000億円)に上るとした。航空会社の損失額を地域別に見ると、アジア太平洋が最も多く1200億ドル(約12兆4500億円)、欧州が1000億ドル(約10兆400億円)、北米が880億ドル(約9兆1300億円)、中南米・カリブが260億ドル(約2兆7000億円)、中東が220億ドル(約2兆3000億円)、アフリカが140億ドル(約1兆4500億円)となっている。
2021年の航空旅行の需要については、有効な感染防止対策とワクチン接種の進行によって、第2四半期ごろから航空旅行の改善が見られるとの見解を示した。
ICAOによると、最も楽観的なシナリオでは、ことし6月までに2019年比で71%(国際線53%、国内線84%)まで回復し、最も悲観的なシナリオでは、2019年比で49%(国際線26%、国内線66%)にとどまると見込んでいる。