米国運輸省（DOT）は6月15日、中国の航空会社による米国への定期旅客便の運航許可を、週2往復から週4往復に拡大すると発表した。

　米中路線では、中国の航空会社4社がそれぞれ週1便（計4往復）を運航しているにもかかわらず、米国側2社が中国便の再開を申請したのに対して、中国政府が承認しなかったため、DOTは中国キャリアの米国路線を6月16日までに運航停止させると、いったん表明した。

　その後、中国は米国のこの対抗措置を受けて、米2社にそれぞれ週1往復（計2往復）の運航を認める譲歩を示したため、米国も中国側に週2往復の運航を許可するとしていた。

　今回、さらに中国側が週2往復から週4往復へ承認枠を拡大したため、米国も中国と同じ便数の運航を認めたもの。