A.P. Moller-Maerskグループのエンドツーエンドの物流ソリューションを提供するMaersk Special Project Logistics（Maersk SPL）は、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大に対応し、4〜5月の期間、アジアから北米へ5330万枚の医療用N95マスクを輸送した。

　米国医療機機関とカナダ・アルバータ州政府の依頼によるもので、大型貨物機B747-400FとAntonov 124-100をチャーターし、米カリフォルニア州へ830万枚、アルバータ州へ4500万枚を緊急輸送した。

　緊急輸送は現在も実施中で今後数週間、チャーター輸送を継続する可能性があるとしている。

　またMaersk SPLはMaerskグループの投資部門A.P. Moller Holdingと協力し、北米域内で医療施設向けのドアツードアの配送サービスを提供している。これに並行し、Maersk SPLは米国製人工呼吸器を航空輸送でアフリカへ届けるプロジェクトにも参画している。

　写真はアルバータ州Edmonton国際空港に駐機するAntonov 124-100。