JapanPress, Ltd.
 TOP   SHIPPING GAZETTE   SPACE   テレノート   JAPAN PORT INFORMATION   経営改革   IATA出版物   各種お申し込み 
 >航空貨物最新ニュース
 次の記事:(2/14) IACT:MSC Airの貨物取り扱い業務を開始
 前の記事:(2/7) JAL:3Q単独で再上場後の最高益EBIT585億円

ANA:3Qは売上高1兆7027億円で過去最高に

 ANAホールディングスはこのほど、全日本空輸(ANA)の2025年3月期の第3四半期(24年4月1日〜12月31日)決算を発表した。

 売上高が前年同期比10.3%増の1兆7027億円で過去最高となった。また、営業利益は18.5%減の1711億円、経常利益は12.3%減の1815億円で、親会社株主に帰属する四半期純利益は同10%減の1340億円となっている。

 国際線旅客は、旅客収入が前年同期比9%増の6012億円となった。訪日需要と日本発のレジャー需要やビジネス需要を取り込み、北米路線・欧州路線が好調に推移し、旅客数・収入ともに前年同期を上回った。

 国際線貨物については、輸送重量が53万2000トン(前年同期比2.9%増)、有償貨物トンキロは27億1500万トンキロ(3.6%増)、貨物収入は1432億円(20.3%増)であった。国際線貨物では、アジア/中国発・北米向け貨物の旺盛な需要を取り込んだことに加え、自動車関連を中心とした日本発着貨物が緩やかに回復したことなどにより、輸送重量・収入ともに前年同期を上回った。路線ネットワークでは需要動向を見きわめ、貨物専用機の運航路線や供給量を柔軟に調整したほか、8月から他社によるエアラインチャーター便を運航するなどして収益性の確保に努めたとしている。

 なお、2025年3月期の通期予想は、第3四半期の実績を反映し、売上高を2兆2550億円(前回修正より350億円増)、営業利益を1800億円(同100億円増)、経常利益を1900億円(同200億円増)、純利益を1400億円(同200億円増)にそれぞれ上方修正した。

Last Updated : 2025/02/07
2025 年 2 月分のバックナンバーはこちら 
[AD]
SP-bigbanner
spcover