ANAホールディングス（ANA HD）はこのほど、2月25日に開催した取締役会において77機の航空機発注を決定したと発表した。

　ANA HDは、Boeingに30機、Airbusに27機、Embraerに20機をそれぞれ発注するもので（オプション含む）、総額は2兆円超となる。

　このうち、成田空港の再拡張を見据え、国際線で使用するB787-9×18機を発注するとした。同機材導入で旺盛なアジア〜北米路線の需要にも対応していく。

　また国内線については、日本で初めてEmbraerのE190-E2×20機（確定発注15機、オプション5機）を発注。最新エンジンや技術採用により、低燃費・低騒音を実現した同機材は、2028年度から導入開始予定としている。さらに、現行機材の一部更新のためA321neo×14機を追加オーダーするほか、B737-8×12機（確定発注8機、オプション4機）を発注する。