Atlas Air Worldwide Holdings, Inc.（AAWW）とDHLはこのほど、合弁会社Polar Air Cargoの共同貨物事業を解散すると発表した。

　Polar Air Cargoは、2001年にAAWWに買収され、同社の定期貨物便運航会社となった後、06年にはDHLがAAWWから49％を取得したことに伴い、両社の合弁会社となっていた。

　外報によると、AAWWは提携解消後、DHL専用機として運航してきたB747-8Fをほかの長期契約荷主へ転用するが、引き続きDHLの契約航空会社としてサービスを提供していく。また、DHLはPolar Air Cargoが運航している2機のB777Fを乗員、メンテナンス、保険をウェットリース方式でチャーターするとしている。

　AAWWは合弁解消について、「両社の発展を検討した結果、合弁事業が株主企業の戦略的方向性と一致しないと相互に判断した。今後は航空貨物のアウトソースロジスティクス事業の強化をめざす」とコメントしている。