ANA:20年3月期は減収減益、国際貨物収入は17.9%減
ANAホールディングス(ANA HD)は4月28日、2020年3月期(19年4月1日〜20年3月31日)連結決算を発表した。
売上高は1兆9742億円(前期比4.1%減)、営業利益が608億円(同63.2%減)、経常利益は593億円(同62.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は276億円(同75.0%減)となった。
国際線貨物は、輸送重量が5.2%減の86万6821トン、有償貨物トンキロは2.2%減の42億2221万トンキロで、貨物収入は17.9%減の1026億9700万円となった。米中貿易摩擦をはじめとする世界経済の減速を受け、日本発・海外発貨物ともに通期で需要は低位に推移したことに加え、2月以降、新型コロナウイルスの影響で多数の減便が生じたため、輸送重量・収入ともに前期を下回ったと説明している。
機材計画については、A380×1機/B787-9×5機/A321neo×7機の計13機を導入予定とした。一方、退役予定機材については、B777-200/B767-300/B767-300BCF(貨物機)をそれぞれ1機のほか、B737-700×3機、B737-500×3機の計9機を対象としている。
ANA HDでは、「このような未曾有の状況下で当社グループは、航空事業において引き続き運航規模を抑制し、燃油費等の運航関連費用を削減するほか、役員報酬・管理職賃金の減額や従業員の一時帰休の活用等で人件費を削減することに加え、航空機等の設備投資を精査・抑制し、実施時期も見直す」としている。
また、ことし4月に金融機関から1000億円の借入れを実施したほか、融資枠として既存の1500億円に加えて新たに3500億円のコミットメントライン契約を4月28日付けで締結するなど、今後も必要に応じて適宜新規借入等の資金調達を行い、グループ各社の手元流動性の確保に努めて行く方針。