新千歳空港を運営する北海道エアポートは6月18日、ことし6〜7月に新千歳空港を発着する貨物チャーター便に対し、着陸料等の補助を行うと発表した。

　新型コロナウイルスの感染拡大に伴い旅客便が減便され、航空貨物スペースが不足している現状を鑑み、航空貨物輸送の維持を図るもの。

　対象路線は貨物輸送を目的とし、新千歳空港に離着陸する国際線（有償旅客ゼロの便）で、支援金額は着陸料／停留料／保安料の100%相当金額としている。期間は2020年6月1日〜7月31日の離着陸便が対象となる。予算総額は1000万円で、上限に達し次第終了する予定。

　今回の第1案件として、6月12日〜7月15日の期間、香港航空（HKA）が新千歳〜香港間の臨時貨物便を週3便（水金日）で運航する。機材はA330-300で、DHLグローバルフォワーディングジャパンの貨物取扱により、北海道から旬の生鮮品を輸出する。