常石造船(本社:広島県福山市、河野健二社長)と三井E&S造船(本社:東京都中央区、古賀哲郎社長)は5月7日、商船事業分野における業務提携契約を締結したと発表した。共同研究開発/設計および製造の技術協力/調達活動や製造拠点の相互活用/人材交流などを進めていく。
なかでも双方が持つ国内外の製造拠点を効果的に活用することが柱となる。常石造船は中国やフィリピンに低コストで船を建造できる工場を保有しており、三井E&S造船造船が設計した船舶の建造を進めるとしている。
また、双方の設計標準や仕様の統一によって、部材などの共同調達も模索するなど、両社の経営の独立性を保ちながら、設計開発力やコスト競争力を強化していく。