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18年3月期は過去最高益に、中計も上方修正
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18年3月期は過去最高益に、中計も上方修正

 近鉄エクスプレス(KWE、鳥居伸年社長=写真)は5月11日、2018年3月期連結決算の発表会見を行った。

 営業収入:5531億9700万円(前期比16.6%増)/営業利益:175億5100万円(同34.2%増)/経常利益:173億4500万円(同33.1%増)/親会社株主に帰属する当期純利益:70億200万円(同56.1%増)と、大幅な増収増益。営業収入・営業利益は同社の過去最高を記録した。

 地域別の業績は以下の通りで、“欧州・中近東・アフリカ”(EMEA)を除く全極で増収増益を達成した。EMEAの減益には、直接原価の上昇が影響したとしている。

               営業収入(前期比)  営業利益(前期比)
日本___________1278.1億円(15.8%増) 61.9億円(39.4%増)
米州___________ 532.2億円(20.3%増) 35.8億円(44.1%増)
欧州・中近東・アフリカ__ 386.4億円(22.9%増)   6.2億円(54.0%減)
東アジア・オセアニア___ 961.3億円(24.9%増) 56.3億円(13.4%増)
東南アジア________ 547.2億円(22.1%増) 32.6億円( 9.1%増)


 また、APL Logistics(APLL)は営業収入が10.9%増の1948億円と増収したが、19億8600万円の営業損失を計上。これは、営業利益として前期比55.7%増の41億5900万円を確保した一方、APLL買収にかかわるのれん代償却を行ったことにより損失となったもの。

 なおKWEは今期決算および直近の事業環境を踏まえて同日、中期経営計画における2019年3月期の業績目標を、下記の通り上方修正した(カッコ内は当初目標)。

営業収入___________ 5850億円(5680億円)
営業利益____________192億円( 180億円)
経常利益____________186億円( 176億円)
親会社株主に帰属する当期純利益_ 87億円( 72億円)

Last Update : 2018/05/18