台湾港務公司(TIPC)は5月10日、陽明海運(Yang Ming=YM)など6社による投資会社「台湾航港産業海外投資控股公司」を設立したと発表した。新会社の登記はシンガポールで行い、ことし10月末の設立を目指す。
この投資会社は、台湾政府が推進する“新南向政策”の一環として、東南アジアをターゲットに港湾や物流事業への積極的な投資を進めていく。
TIPC、YMのほか徳翔海運(T.S. Lines)、台湾航業(Taiwan Navigation)、東亜運輸(Tungya Transportation & Terminal)、中華郵政(Chunghwa Post)の6社が参画する。写真は6社の調印式。
TIPCはすでにYMなどと共同でインドネシアSurabaya港の物流事業への投資を進めており、こうしたアセアン市場への進出をさらに推進していくために、新会社を設立したもの。