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MSCが日本フィーダーORIGAMI改編、積み替え港変更/2ループ体制に
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MSCが日本フィーダーORIGAMI改編、積み替え港変更/2ループ体制に

 Mediterranean Shipping Co.(MSC)は6月から、日本発着カーゴを東西遠洋航路母船に接続させる日本専用フィーダー“ORIGAMI EXPRESS”を改編するとともに、新サービス“KAGUYA EXPRESS”を開始すると発表した。

 現行のORIGAMI EXPRESSは3000TEU型3隻を投入して、寧波をハブに阪神・中京ループ(大阪/神戸/四日市/名古屋)と東日本・博多ループ(御前崎/東京/横浜/博多)に分割した8の字運航を行うサービス。今回の改編により、2ループ体制に変更する。

 また、輸出入貨物の増加に加え、中国港が天候不順などにより混雑が慢性化していることから、積み替え港を寧波から釜山/Singapore/Tanjung Pelepasに変更して、サービスの安定化を図る。

 新ORIGAMI EXPRESS(上表参照)は、4800TEU型4の運航体制で、日本には東京/横浜/御前崎/四日市/名古屋に寄港する。外地はSingapore/Tanjung Pelepasのほか、新たにVung Tau(Cai Mep)/Laem Chabangに寄港し、日本発・ベトナム向けおよびベトナム・タイ発日本向けの集荷を開始する。MSC Japanとして初のアジア域内サービス参入となる。改編第1便は東京6/3(日)入港のMSC Rebecca HI823R次航。

 一方のKAGUYA EXPRESSは2800TEU型1隻により、大阪/神戸/博多と釜山を結ぶサービス(下表参照)で、釜山から基幹航路に接続する。サービス第1便は大阪6/2(土)入港のMSC Carla 3 HG822A次航。

Last Update : 2018/05/18