SBSホールディングス(以下SBS HD)は5月18日の取締役会で、リコーから同社物流子会社のリコーロジスティクスの発行済株式66.6%を取得し、連結子会社とすることを決議した。
取得額は183億円で、最終的な株式譲渡はことし8月1日をめどに実施する予定。
またリコーは同社が設立する共同持株会社(以下JV)に対して、保有するリコーロジスティクスの残りの株式33.3%の全てを譲渡する。その後リコーは、保有するJVの普通株式の33.4%を、リコーとリコーロジスティクスの重要取引先である大塚商会に譲渡する計画としている。
リコーロジスティクスは、リコーの物流子会社として、国内外で3PL事業を展開しており、リコーグループ物流業務を担っているほか、リコーグループ以外の顧客にも物流サービスを提供している。
SBSグループはリコーロジスティクスの株式取得により、メーカー系物流サービスの強化を図る。
また成長戦略として、(1)全国ネットワークの強化/(2)機械・自動化への対応/(3)物流不動産の開発における事業モデルの拡大/(4)サプライチェーンマネジメントの強化/(5)海外事業の拡大などを進めていく。
写真は左からリコーロジスティクスの若松勝久社長、SBS HD鎌田正彦社長、リコーの山下良則社長。