NSユナイテッド海運は5月30日、都内で業界紙誌の記者等を招いて懇親会を開催した。
開会に際し小畠徹・社長(写真)は、「2018年3月期は、売上高約1400億円/経常利益55億円/最終利益66億円の好決算で、年85円の配当を実施する。今2018年度はマーケットは改善傾向だが、足もとでケープサイズの市況が下落しており、マーケットや為替の変動に耐えうる会社を目指したい」とあいさつした。
また、「環境問題では2020年のSOx(硫黄含有燃料による海洋汚染)規制対策のスクラバー装備への対応、鉄鉱石ではサプライチェーンの変化が起きている。そうした変化は(ビジネス)チャンスでもある。私自身は6月末で、7年間務めた社長を退任するが、2018年も当社グループへの支援をお願いします」と述べた。
小畠社長は同社・取締役相談役に就任するとともに、東日本高速道路の社長就任が内定している。また、同社の次期社長には、谷水一雄・新日鐡住金常務執行役員(同社取締役、非常勤)が選任されている。