伊藤忠ロジスティクスは6月7日、中国国有企業の山東海運の子会社である山東海運国際貿易有限公司(以下、山東海運国貿)と、山東省・青島で冷凍倉庫事業を展開する伊藤忠ロジ子会社の山東愛通海豊国際儲運との間で、株式の一部譲渡契約を締結したと発表した。
これまでの合弁パートナーである山手冷蔵(本社:東京都品川区)も、同時に山東海運国貿と株式譲渡契約を締結し、山東愛通海豊国際儲運を、山東海運国貿と伊藤忠ロジの2社合弁会社として再編して、社名を「山東海運愛通物流」に変更する。
伊藤忠ロジのコールドチェーン事業は、同社における重要施策のひとつであり、中国における今後の成長分野であるコールドチェーン市場でのさらなる拡販と深化を目指している。
従来注力していた冷凍水産・果汁原料を中心とした川上物流だけでなく、高度な低温管理を必要とする水産物をレストラン、スーパー等に配送する川下物流の取り組みを強化するため、貨物・顧客を持つ地場有力パートナーとの協業が不可欠と判断し、山東海運国貿と協業して物流サービスを提供していく。
■山東海運愛通物流有限公司
住所:中国山東省青島市経済技術開発区龍崗山路 378号
資本構成:山東海運国際貿易有限公司70%/伊藤忠ロジスティクス 30%
事業内容:冷凍冷蔵倉庫事業、貨物運送取り扱い事業