日本通運は、日本物流団体連合会が主催する第19回物流環境大賞で、日通の「RORO船を利用した静岡〜九州間のモーダルシフト」が「物流環境特別賞」を受賞し、6月29日に同連合会の定時総会で表彰された。日通が7月3日に発表した。
日通のモーダルシフト(MS)の取り組みは、(株)伊藤園の生産本部静岡相良工場で生産される九州地方向け製品について、陸上輸送は日通のトレーラを利用、海上輸送は川崎近海汽船の清水港〜大分港航路、および商船三井フェリーの御前崎港〜苅田港航路をそれぞれRoRo船を利用して輸送を行うもの。
日通は、静岡県内から九州エリアへの長距離トラック輸送の大半を海上輸送へ切り替えることで、陸上のみの輸送と比較して年間102トンのCO2削減になることや、海上輸送中はトレーラ部分のみの無人航送となるため、省人化にも繋がることが評価されたとしている。