CEVA Logisticsは5月に実施したスイス証券取引所への株式上場を記念して7月11日、東京のホテルに顧客や航空会社・海運会社などの関係者を招いてパーティーを開催した。
本社から来日したXavier Urbain・CEO(写真)は、「当社は2017年の売上が70億ドル(7700億円)、世界160ヵ国にビジネス展開し、従業員は5万6000人にのぼる。売上ベースでコントラクト・ロジスティクス(CL)が世界4位、フォワーディングでも10位以内に入る。売上シェアはCLが53%、フォワーディングが47%、また、地域別では欧州・中東・アフリカが40%、米州33%、アジア太平洋26%とバランスしているのが特長だ。産業分野では小売りやeコマースの好調が目立つが、そのほかにも製造/航空宇宙/ハイテク/医薬品・医療/自動車などポートフォリオの面でもバランスしている」と順調に業績を伸ばしている現状を語った。
その上で、ことし5月4日にIPO(新規株式公開)を行ったことについて、「IPOにより12億スイスフラン(1350億円)の資金を得て、負債を半分に減らすことができた。これによりバランス・シートが大幅に改善された。財政健全化で今後、M&Aを活用した成長戦略も選択肢に入ってくる」とした。
実はCEVAでは2007年に米系フォワーダーのEGLを買収した際の負債が、ビジネス案件を獲得するにあたって、財務の健全性を要求する顧客荷主との交渉で、支障になることもあったという。
今回のIPOにより、従来の大株主であったファンドの株式保有率は74%から15%に低減した。一方、欧州船社CMA CGMが25%を取得し、残りの60%は市場の一般株主という構成比になった。
また、CMA CGMが株式の25%を持つことについては、「両社はあくまで独立した企業として活動していくが、大手船社CMAとフォワーダーCEVAが協力することで、顧客に従来以上に総合的かつ魅力的なサプライチェーンを提供できるようになると期待している」と語った。