伊藤忠商事は6月25日、コンテナ貨物のモニタリング・ソリューションを開発・提供する仏TRAXENS社への一部出資に関し、同社と基本合意したと発表した。
TRAXENS社は2012年創業。独自開発のIoTトラッキングデバイスと物流情報プラットフォームを中心に、複雑化するサプライチェーンのリアルタイムモニタリングソリューションを提供している。
伊藤忠は出資を通じて、TRAXENS社のグローバルサプライチェーンにおける物流ビッグデータを活用した事業開発を共同推進する。
海上・鉄道輸送コンテナ、トラックなどの多様な輸送形態に対応し、陸海一貫輸送において地理的・時間的な制約のないシームレスなトレースと、リアルタイムでの物流データ収集が可能になる。
また、TRAXENS社では、2020年初頭までに大手海運事業者2社が保有する海上コンテナ10万台への採用を決めるなど、今後もユーザー数の拡大が期待されている。