日本海事センター・企画研究部はこのほど、「アジア(日本含む)〜米国間のコンテナ荷動き」の2019年3月復航の速報値を発表した。
3月の復航は前年比3.8%減の64.7万TEUで2ヵ月連続のマイナスとなった。中国が26.3%減と24ヵ月連続のマイナスで低迷している。中国揚げは、「紙、板紙類及びその製品(古紙含む)」が29.6%減、「木材及びその製品」が40.7%減、「動物用飼料」が26.8%減、「金属スクラップ」が60.6%減など、資源品の輸入規制や米中の貿易摩擦によって米国から中国向けに輸送される主要品目が大幅に減少している。一方、韓国揚げは37.0%増と2桁プラスとなったほか、日本揚げも3.7%増の7.5万TEUと2ヵ月ぶりにプラスとなった。
