日本通運はこのほど、西日本医薬品センターの着工に向けた地鎮祭を6月24日に実施したと発表した。
新施設(イメージ図)は日通の新たな医薬品サプライネットワーク構築の核として新設する国内4拠点(東日本/西日本/富山/九州)のうちの1つで、同社が保有する国内倉庫のなかで2番目の規模となる。2020年10月末に竣工予定。残りの2拠点(東日本、富山)についても順次、着工予定としている。
日通は同センターについて、着工済みの九州医薬品センターとともに、西日本エリアへの供給拠点としての機能に加えて、関西国際空港へのロケーション優位性を生かした原料・原薬の輸入や製品輸出など、国内外の医薬品サプライチェーンを見据えたグローバルレベルでの戦略的拠点に位置付けている。
西日本医薬品センターは、日本版GDPガイドラインをクリアし、安全・確実なオペレーションを確保するため、入荷エリア/保管エリア/出荷エリアを明確に区分して入荷用と出荷用の専用EVをそれぞれ設置する。
また、保管エリアでは温度と湿度を総合監視するとともに、入出荷作業の際の防虫管理とセキュリティのためにトラックドック、前室、大型エアシャワーを配置するほか、災害等に備えた非常用発電設備を整備している。
■日本通運(株)西日本医薬品センター
住所:大阪府寝屋川市小路南町701番
敷地面積:3万2358m2/延床面積:6万3564m2
