Ocean Network Express(ONE)とHapag-Lloydは、MaerskとIBMが共同で開発したブロックチェーン(分散型台帳、BC)技術を活用するオープン・プラットフォーム“TradeLens”に参画する。ONEが7月2日発表した。
TradeLensは、IBMのBC技術を基盤に、貿易関係者が各々にプライバシー、機密性を損なうことなく、貿易手続きに関わる情報を共有できるというもの。従来、サプライチェーン業界で一般的に使用されているEDIと比較して、広範かつ柔軟で、リアルタイムな情報共有が可能になるとされる。
TradeLensには現在、船社や物流会社、港湾、税関など約100社以上が参画している。船社では Maersk/H.Sued/PIL/ZIM が参加していたが、ことし5 月にはCMAとMSCが参加を表明。ONEとHapagの参画により、世界のコンテナ貨物のうち半数に近い貨物のデータをTradeLens上で取り扱うことが可能となる。