イスラエル船社ZIM Integrated Shipping Servicesは7月3日、MaerskとMediterranean Shipping Co.(MSC)で構成する2Mとの戦略的提携を拡大すると発表した。
3社は2018年9月からアジア〜北米東岸航路、19年3月からアジア〜北米西岸および地中海航路で共同運航を開始しているが、ことし8月からアジア〜米ガルフ航路へも提携を拡大するもの。
2Mが運航する米ガルフ航路は、TP18/Lone Star Express(サービス呼称はMaersk/MSCの順)の1ループのみだが、新たにTP88/Pelican(同)を開設して、華東・韓国および華南・韓国〜米ガルフ間の2ループ体制に強化する。
これに伴い2Mは、既存のTP18/Lone Star Expressを改編し、華東/韓国〜Houston/Mobile間のトランジット・タイムを改善するとともに、Miamiへの寄港を追加する。ZIMはこの2ループで提携を開始するもの。
3社の米ガルフ航路の寄港ローテーションは以下の通り(サービス呼称はMaersk/MSC/ZIMの順)。
■TP18/Lone Star Express/ZGC:寧波/上海/釜山〜Houston/Mobile/Miami/Freeport/Rodman〜釜山
■TP88/Pelican/ZGX:厦門/塩田/釜山〜Houston/Mobile/Tampa/Manzanillo(パナマ)〜Balboa〜釜山