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日通が札幌倉庫にAGF導入
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日通が札幌倉庫にAGF導入

 日本通運は7月から、札幌支店の倉庫に自動走行するフォークリフト(AGF)とオートレーター(自動垂直昇降機)の連携による自動化システムを本稼働させて、夜間の出荷準備作業を無人化した。写真は作業中のAGFとオートレーター。

 倉庫業務における自動化技術を活用した省人化、省力化の推進を図るとともに、倉庫内作業の人材不足にも対応する。

 同社は2017年から、豊田自動織機、日通商事と協力して食品や飲料の共同配送を行っている札幌支店新札幌物流センターにおいて、既存倉庫でも実現可能な自動化技術を活用した作業の省力化について検討を行っていた。その結果、出荷作業の一部について、AGFとそれに連携するオートレーターの導入によって、自動化が実現可能と判断し、今回の本稼働に至った。

 これにより夜間の出荷準備作業について、翌日の出荷準備のために夜間・早朝時間帯に行っていた有人のフォークリフト作業をなくし、AGFとオートレーターによる完全自動化を実現した。作業スタッフが帰宅後の夜間時間帯に各階に配置したAGFとオートレーターが連携して稼働し、各フロアにパレット積みされた出荷予定貨物を1階出荷待機場所まで自動で移動するもの。

 また、日中のトラックやピッキング対応で有人フォークリフトが繁忙となる時間帯についても、オートレーターで各階に到着した貨物の荷受けをAGFに行わせることで、滞貨を解消してオートレーターの稼働率を上げ、上階への縦持ち作業に要する時間を短縮できるとしている。

■日本通運(株)札幌支店 新札幌物流センター
 住所:札幌市白石区流通センター7-5-1
 敷地面積:1万9200m2/延床面積:2万8667m2

Last Updated : 2019/07/12