日本通運はこのほど、都内の同社物流センターでRapyuta Robotics(株)と倉庫向け協働型ピッキングソリューションを用いた実証実験を行ったと7月11日に発表した。
日通は2018年10月から、同社が運営中の物流センターで、ピッキング作業の効率化・生産性向上、作業者の負荷軽減を目的にRapyuta Roboticsと共同研究を開始し、ロボットの導入に向けた検証を行ってきた。
今回の実証実験は、倉庫内のピッキングエリアで人や物に干渉することなく稼働するRapyuta Roboticsのロボット(写真)を使用。人員のみでの作業/ロボットを併用した作業を、同一の出荷オーダーで行った場合の、歩数/移動距離/ピッキング終了までの総作業時間などを計測し、比較したもの。
結果として、人とロボットが安全に協働できることや、ロボットの利用によって作業時間が短縮されることが確認されたとしている。今後は9月をめどに、さらなる実証実験を行って評価・検証し、2019年度中に既存倉庫へ導入することを目指す。
