DHL Supply Chain(DHL SC)は7月16日、シンガポールのTetra Pak倉庫に統合サプライチェーン・ソリューションを導入したと発表した。 Tetra Pak社は世界有数の食品加工および包装ソリューション企業。
同施設はアジア太平洋地域で、DHLグループがデジタルツインテクノロジーを導入した最初のスマート倉庫で、デジタルモデルを駆使して物流施設の最適な運営管理を行う。 これにより、倉庫の管理者はリアルタイムの運営データを使って混雑を軽減できるうえ、保管計画を改善し、情報に基づいて作業量の割り当てを決めることができる。
そのほか、IoT(モノのインターネット)やセンサーにより、マテハン機器の空間認識が向上し、衝突事故の危険性が減少する。また、アクセス制限区域については、警戒モニターで監視する。
管理者は入荷から出庫まで商品の流れを効率的に監視し、配達された商品が受け取りから30分以内に正しい棚に収納され、配送する商品は95分以内に出荷できるようになるとしている。