井本商運は7月17日、MaerskとIBMが共同で開発したブロックチェーン(分散型台帳、BC)技術を活用するオープン・プラットフォーム“TradeLens”に参画すると発表した。
荷主/船社/港湾/フォワーダー/税関など、サプライチェーン関係者は、TradeLensを通じてドキュメントの電子化や輸送情報のリアルタイムなトレースが可能になる。
同社は内航フィーダーサービスの電子化プロジェクト(iCOMS-Project)に取り組んでおり、ことし4月にはiCOMSを稼働させ、インターネット経由で内航船とオペレーションを統合管理する新IT基盤の確立を進めている。
この7月からiCOMSとTradeLensの接続プロジェクトを開始。TradeLensのプラットフォームを活用し、外航船社やコンテナターミナルとの業務連携における効率化やフィーダーサービスの向上を目指す。
またTradeLensにより内航船の動静情報を提供することで、内航フィー ダーサービスのトレーサビリティ向上を図るとしている。