日本海事センター・企画研究部はこのほど、「アジア(日本含む)〜米国間のコンテナ荷動き」の2019年6月往航、4月復航の速報値を発表した。
6月の往航は前年比0.5%増の144.5万TEUで4ヵ月連続のプラスとなった。アジア積みの国・地域別では、シェア6割を占める中国が6.9%減と2ヵ月連続でマイナスとなったほか、日本も0.4%減の5.7万TEUと3ヵ月ぶりにマイナスに転じた。一方、ベトナムは33.9%増、インドは14.9%増、韓国は10.3%増、台湾は7.7%増と大幅に増加した。
19年4月復航は、13.3%増の64.0万TEUで大幅なプラス。中国が10.3%減となったものの、日本(45.7%増)、韓国(42.5%増)、台湾(26.1%増)と全体のプラスに大きく寄与した。往復航とも米中貿易戦争の影響を受け中国以外の地域が大幅に荷動きを伸ばしている。
