外航船舶代理店業協会（JAFSA）は7月24日、第29回夏季セミナーと懇親会を都内のホテルで開催した。

　セミナーでは海上自衛隊横須賀地方総監部防衛部の観艦式支援室長の北山健一郎・1等海佐が、10月に行われる“令和元年度観艦式”について、その概要を話した。

　セミナー後の懇親会で飯垣隆三JAFSA会長（ベンライン・エージェンシーズ・ジャパン会長、写真）は、世界の政治・経済環境は、米中貿易戦争／英国のEU離脱／イラン問題とホルムズ海峡付近でのテロなど、問題が山積していると指摘した。
そのうえで、「先月末、欧州へ出張したが、現地で話した英国人はEU離脱について、どんなことにも良い点も悪い点もあるとして、あまり心配していなかった。日本では悪い点ばかりを取り上げて心配している」とした。

　また、昨18年に日本の全港で取り扱われたコンテナは、史上最高の2349万TEU（前年比3%増）に達した。JAFSAメンバーの事業に直結するもので、ことしも記録更新を期待するとしている。

　最後に、「ことしは11月下旬に、JAFSA初の日本海側での開催となる新潟セミナーを行う。地方創生のお手伝いができればと考えている。東京からも多くの方に出席いただきたい」と語った。