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Maersk;南本牧に中古車のバンニングヤード開設、ロジ事業を本格始動へ
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Maersk;南本牧に中古車のバンニングヤード開設、ロジ事業を本格始動へ

 Maerskが横浜港・南本牧ふ頭CTの背後地に中古車バンニングヤードを開設し、8月2日に開所式を開催した。同社にとって日本で初めての自営バンニングヤードとなる。

 Maerskによると、中古車輸出は従来、荷主が自ら中古車をコンテナにバンニングしたのちターミナルに搬入していたが、同施設の開設によってオークション会場から中古車を直接ヤードに輸送してバンニングが行えるため、トラック手配の手間や輸送コストが低減され、荷主にとって利便性が高まるなどメリットが大きいとしている。

 Maerskはことしから、従来の海運事業だけでなく、サプライチェーンや通関といった陸上でのロジスティクス・サービスを展開している。同社の西山徹・北東アジア地区最高経営責任者(写真前列右から5番目)は開所式で、「横浜にバンニングヤードを開設したいと長い間思っていた。この新拠点が新生Maerskの第1弾プロジェクトとなる」と意気込みを語った。

 バンニングヤードは南本牧ふ頭MC-1/2背後の約9000m2の敷地に開設され、中古車オークション会場に近く、小型車を最大500台蔵置可能。

 ヤード内にはコンクリート製の作業台があり、そこにシャーシをドッキングさせてバンニングを行う。シャーシは3台まで同時にドッキング可能で、40フィートのハイキューブ・コンテナに乗用車3〜5台を積み込む予定だ。1日当たり最大コンテナ10本のバンニングを目標とする。

 ヤード内での作業はターミナルオペレーターである三菱倉庫や三協、みなと輸送が手掛け、また、中古車輸出の物流サービスを行っているSync Logisticsがシステム管理を行う。

Last Updated : 2019/08/09