日本郵船(NYK)は8月28日、同社が50%出資するKnutsen NYK Offshore Tankers ASが、仏石油・ガスメジャーTotalとシャトルタンカー1隻の定期用船契約を締結したと発表した。用船期間は2021年から最長15年間。
今回の契約は、ブラジル周辺海域で産出される原油のシャトル輸送を目的とするもの。中国の舟山造船所で建造される15万2000 D/Wトン型スエズマックス・タンカーを投入する予定。
シャトルタンカーは、海底油田上にあるFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)などから洋上で定点保持したまま原油を積み込み、陸上にある石油精製・貯蔵基地までピストン輸送するためのタンカーのこと。