シンガポール船社PILは8月23日、総船腹量50万TEUの自社運航船隊を対象に、国際港湾協会（IAPH）から環境船舶指数（Environmental Ship Index＝ESI）の認証を取得したことを明らかにした。

　ESIはIAPHが主体となって、世界の港湾が結成した世界港湾気候イニシアチブ（World Ports Climate Initiative＝WPCI）が、船舶からの窒素酸化物（NOx）／硫黄酸化物（SOx）／二酸化炭素（CO2）などの大気汚染物質の排出を測定評価し、環境負荷が少ない優良船舶であることを認証する制度。

　WPCIに参加する港湾はESIの測定値に応じて、入港料の減額などの特典を供与することで、環境対応船の入港を促進して、港湾および周辺地域における環境の汚染を防止し改善を図る。