境港貿易振興会は8月29日、都内ホテルに船社/港運業者/荷主など関係者270名を集めて「境港利用促進懇談会」を開催した。
振興会の会長を務める中村勝治・境港市長(写真)は、「昨18年の国際コンテナ取り扱い量は2万5000TEUと過去最高の17年に迫る勢いで、ことし4月には韓中の定期コンテナ航路が新規開設した。現在、境港の国際コンテナ航路は週7便体制となり利便性がさらに向上している」と述べた。
さらに、「来年4月には貨客船の新ターミナルが供用開始予定で、DBSクルーズフェリーや大型クルーズ客船の受け入れ体制が強化される。今後も港湾機能の整備・強化を行っていくとともに、利用促進に向けて鳥取・島根両県の官民一体となって取り組みを進めていく」とあいさつした。
続いて、日本貿易振興機構(JETRO)の石川雅啓氏が「わが国企業の海外展開と境港利用の意義」と題した講演を行ったほか、同港を拠点とする境港海陸運送が同社サービスについて紹介した。講演会後には名刺交換会が行われた。