日本通運は9月から、中国・欧州間の鉄道輸送を利用した日本発・欧州向け複合一貫輸送で、中国厦門を経由するシー&レールの新サービス「NEX Ocean-Solution China Land Bridge」を開始した。
同サービスは日本の主要港(東京/横浜/名古屋/大阪/神戸/門司)から中国・厦門までの海上輸送と、厦門からポーランドMalaszewiceおよび、ドイツHamburg/Duisburgまでの鉄道輸送を組み合わせたもの。
日本主要港から欧州の各鉄道ターミナルまでのリードタイムは23日〜25日で、オールウォーターでの海上輸送(約40日)と比較して大幅にリードタイムが短縮される。また、従来の同社複合輸送サービスである日本発・大連経由のDuisburg向けと比較してもリードタイムが約7日間短縮されるほか、輸送コストも約40%削減可能になる。
日通によると、厦門発・欧州向けのブロックトレーンは週2便で定期運行されているため、海上輸送からの接続にも柔軟に対応できるとしている。