台湾船社Evergreenは来20年1月からのIMOによる硫黄酸化物(SOx)排出規制に対応して、アジア域内航路で新たな燃油サーチャージとして、"IMO SOx Compliance Charge(ISOCC)"を導入するが、適用開始日を当初の19年10月1日から、1ヵ月先延ばしして11月1日に変更すると、このほど発表した。
アジア域内航路ISOCCは、北東アジア(日本/韓国/中国/台湾/香港)と、東南アジア(フィリピン/ベトナム/タイ/カンボジア/シンガポール/マレーシア/インドネシア/ミャンマー)の2つのエリアに分け、ISOCCの料率をそれぞれのエリア内輸送と、2つのエリアにまたぐ輸送で異なる金額に設定している。
同一エリア内の輸送では、ドライは20'が40ドル/40'および40'HCが80ドル、リーファーは20'が50ドル/40'HCが95ドル。
エリアをまたぐ輸送では、ドライは20'が60ドル/40'および40'HCが120ドル、リーファーは20'が70ドル/40'HCが135ドル。
同社では、導入する11月1日(出航日ベース)から12月31日まで上記の料率が適用され、以後、3ヵ月ごとに料率を見直すとしている。