国土交通省海事局は9月25日、2020年から強化される船舶の硫黄酸化物(SOx)排出規制をふまえて、「内航海運事業者における燃料サーチャージ等ガイドライン」の全体版を作成した。
国交省はことし4月に同ガイドラインの概要版を作成しており、今回新たに導入実態や事例集を盛り込んだ全体版を公表したもの。
全体版では、ことし5〜6月に内航海運事業185者を対象に行ったサーチャージ導入実態を把握するためのアンケート調査結果を記載、導入状況や各社のコスト転嫁方法などをまとめた。
また、ケミカルタンカーと一般貨物船を具体例として、サーチャージの算出方法や導入事例も盛り込んでいる。詳細は国交省ウェブサイト(http://www.mlit.go.jp)を参照。