T.S. Lines(徳翔海運)はSOx排出規制強化に対応して、11月1日から"New BAF"(NBF)を導入する。中国・韓国を含むアジア域内の輸出入を対象として、航海距離に応じて2段階に分けている。
当初は香港のMGO(マリンオイルガス)価格を参考に設定している。トン当たり401ドル以上から課徴され、50ドルごとの料率設定で、毎月の見直し。
11月のTEU当たりの料率は、日本〜中国/香港/台湾/韓国間の近距離がドライで40ドル。一方、日本〜ベトナム/タイ/シンガポール/インドネシアなど東南ア間がドライで70ドルとなる。
特殊コンテナはドライと同額だが、リーファーはドライの1.5倍に設定されている。