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アジア発・米国向け9月荷動き;7ヵ月連続プラスの152.7万TEU
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アジア発・米国向け9月荷動き;7ヵ月連続プラスの152.7万TEU

 日本海事センター・企画研究部はこのほど、「アジア(日本含む)〜米国間のコンテナ荷動き」の2019年9月往航、7月復航の速報値を発表した。

 9月の往航は7ヵ月連続プラスとなる前年比0.7%増の152.7万TEUで、9月単月で過去最高を更新した。

 アジア積みは、中国(7.8%減)、香港(16.2%減)を除いてすべての積み地が前年比プラスとなった。主要な積み地ではベトナム(38.9%増)、インド(11.7%増)、台湾(15.1%増)などが2桁増を記録した。このほかの積み地は、韓国が12ヵ月連続プラスの3.5%増、日本が2ヵ月ぶりにプラスの6.1%増となった。

 長引く米中貿易摩擦の影響による中国からの生産拠点シフトによって、ベトナムやインドでは「家具及び家財道具」や「繊維及びその製品」といった品目が増加している。9月に入り米国のクリスマス商戦に向けた「おもちゃ(9.0%増)」や「クリスマス用装飾品及び造花等(21.1%増)」といった品目が増加しているが、こうした品目は従来通り大半が中国積みとなっているようだ。

 一方、7月復航は1.3%減の53.4万TEUで3ヵ月連続のマイナスとなった。アジアの揚げ地は中国が14.9%減で28ヵ月連続マイナス、日本も3.1%減で2ヵ月ぶりに減少した。品目別では古紙を含む「紙、板紙類及びその製品」が9ヵ月連続マイナスの5.1%減、「木材及びその製品」が12ヵ月連続の減少となる33.6%減となっている。

 このほかに復航全体の品目別荷動きでは「レジン等の合成樹脂」が前年比21.1%増と大幅に増加しているが、同品目の中国揚げは30.8%減と、全体の荷動きと対照的に減少している。これは米中摩擦の影響によって、従来の米国から中国向けに原材料を輸出して中国で生産する加工貿易の製造拠点が徐々に東南アジアにシフトしていると考えられる。

Last Updated : 2019/10/25