日本郵船調査グループはこのほど、“世界のコンテナ輸送と就航状況”2019年度版を発表した。
同調査によると2019年8月末時点のコンテナ船・就航船腹量は前年比3.7%増2252万5000TEUで、前年と比較して80万7000TEU増加した。同年の隻数は5237隻で、前年から5隻増えた。
就航船の船型別では、前年と比べて1万4000〜1万7000TEU型で28隻増、1万8000TEU型以上は19隻増と、大型船が大幅に増えている。1万4000TEU以上の船腹量シェアも前年の16.4%から19.6%と3.2ポイント伸びている。
一方で、5000〜7999TEU型の中型船については、ことしに入り解撤が進んだことに加え、新造船が1隻だったことから13隻マイナスと減少傾向が続いている。
航路別の配船状況は、アジア〜欧州は船腹量が6.4%増/平均船型1万4041TEU、アジア〜北米が同5.2%増/同8611TEUと、基幹航路の船型大型化が進んでいる。また、アジア域内航路は船腹量7.7%増で、欧米航路を上回る増加率となったほか、平均船型も前年比で126TEU大型化して2037TEUとなっている。
新造船の竣工見通しについては、2018年が179隻/127.7万TEU、19年は190隻/112.3万TEU、20年は205隻/117.1万TEU、21年は57隻/50.2万TEUとなった。
17年から新造船の発注が回復し、18年はさらに発注隻数が増えたことで、20〜21年の竣工見通しも大幅に増加している。
竣工数量については、この10月にEvergreen(6隻)と、MSC(5隻)が2万3000TEUの超大型船の発注を発表しており、2021年以降は大型船と小型船を中心に増えていくと考えられる。
20年の解撤については、小型船の竣工が多いことやIMO規制対応から高齢小型船を中心に、ことし以上の解撤が進むと見込まれる。