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Maerskが南本牧MC-3/4を借受け、商船三井と川崎汽船はMC-2へ移転
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Maerskが南本牧MC-3/4を借受け、商船三井と川崎汽船はMC-2へ移転

 横浜川崎国際港湾(YKIP)は4月3日、横浜港南本牧ふ頭のMC-3とMC-4のコンテナターミナル(CT)を一体的に借り受ける事業者として、A.P. Moller-Maersk(以下、Maersk)を選定したと発表した。

 南本牧ふ頭はMC-1〜4の4バースで、すでに3バースは稼働しており、整備中のMC-4が今夏に完成する予定となっている。

 現在の借受者はそれぞれ、MC-1:Maersk/日新、MC-2:Maersk、MC-3:三菱倉庫。MC-4が完成すれば、隣接するMC-3と合わせて、総延長約900m、水深18m(耐震強化岸壁)、24列×9段クリアの超大型コンテナクレーンを備える、大水深・高規格コンテナターミナルが誕生する。

 三菱倉庫とのMC-3借受契約は、MC-4の稼働により満了となる。また、MC-2については新たに商船三井(現行、本牧D-5)と川崎汽船(同大黒C-4)が、Maerskとの3社共同で借受ける意向を示しており、邦船2社は調整が済み次第、それぞれ借受中のCTから移転する。

 この結果、MC-1〜4で借受者となるMaerskを主体に、日新(MC-1)および商船三井/川崎汽船(MC-2)を加えた4社で、MC-1〜4を相互融通しながら利用して、4バースを一体的にオペレーションすることが可能になる。

 今後、Maersk/MSCや、邦船2社関連のONEが参画するTHE Allianceの基幹航路での寄港のほか、他船社に対する航路誘致を行っていく。

Last Updated : 2020/04/10