基幹コンテナ航路の運賃上昇が続いている。9月10日時点の中国発・北米東岸向けのスポット運賃(上海航運交易所=SSEまとめ)は、40'コンテナ当たり4500ドルを超えている。西岸向けも同3700ドル超という高水準にある。
一方、北欧州・地中海向けも、20'コンテナ当たり1000ドルを超えて、ことし1月以来の高値となっている。こうした東西基幹航路の運賃高騰につられて、南米東岸などの南北航路も運賃が上昇している。
新型コロナウイルスによる荷動き低迷に対応して、遠洋航路のコンテナ船社が減便・ループ休止などによる需給バランスの引き締めに努めた結果、運賃の下落は回避され、船社の20年4〜6月の業績は好調だった。
さらに7月以降、基幹航路では荷動きが回復傾向を強め、運賃は上昇ペースを速めている。
また、運賃上昇の背景には荷動き拡大のほか、減便・ループ休止などにより空コンテナのポジショニングが困難になった結果、欧米側でコンテナが滞留し、中国をはじめとする貨物発生市場で、コンテナバンが不足していることもあると見られる。